●日韓トンネル研究会のTOPページに行く●
朝鮮海峡トンネルのページ

 朝鮮海峡トンネルは戦前の一時期(1910年~1945年)にあった九州または下関から壱岐、対馬などを経由して朝鮮半島の釜山あるいは馬山に至る海底トンネル構想である。当時、朝鮮半島は日本の統治下にあり「朝鮮海峡トンネル」は現在構想されている「日韓トンネル」とは目的や性質において大きく異なるものであった。トンネルの名称は、朝鮮海峡隧道、朝鮮海峡海底隧道、対馬海峡水底隧道などの呼称があるが、本ページでは当時の名称を尊重しかつ現代においても理解しやすい「朝鮮海峡トンネル」を用いた。
 以下に戦前の日本が構想した東アジアの交通体系を研究する資料として朝鮮海峡トンネルや大陸の縦貫・横断鉄道に関する資料を掲載した。
 


 



 朝鮮海峡トンネルに関する資料リスト

資料名 発行者  発行年 種類 主 な 内 容 頁数
帝国国防資源  陸軍参謀本部 1917/8/1 資料 小磯国昭:対馬海峡の隧道開設の必要性 14
新愛知(中日新聞) 中日新聞 1935/7/7 新聞 内務省:朝鮮と九州を繋ぐ世界一の大トンネル(工費15億円25年計画、夢の立案) 1
九州日報 九州日報 1935/7/7 新聞 内務省:朝鮮九州を結ぶ世界一の海底トンネル立案 3
福岡日日新聞 福岡日日新聞 1938/12/12 新聞 朝鮮海峡トンネルいよいよ実現の曙光(調査費80万円、総工費10億円、唐津・釜山間を僅かに2時間) 1
世界平和への大道と中央亜細亜横断鉄道 湯本昇  1939/9/6  資料 湯本昇(鉄道監察官)によるA・Kよりの放送原稿 13 
中央アジア横断鉄道建設論(序と目次のみ掲載) 東亜交通社 1939/10/5 単行本 序、目次および本書に対する各国の反応のみ抜粋して掲載 314
汎交通 帝国鉄道協会 1940年頃 雑誌 田辺朔郎:国有鉄道幹線改良について  7
中央亜細亜横断鉄道 帝国鉄道協会 1942/2/1 単行本 帝国鉄道協会 19
科学主義工業 科学主義工業社 1942/3/1 雑誌 湯本昇:大東亜縦貫鉄道建設論 7
第一回土木講演会記録 不明 1942/3/1 資料 稲葉道彦:東京下関間新幹線について 3
朝鮮海峡横断鉄道地質調査 日本物理探鉱株式会社 1942/3/1 資料 宮崎政三:平成8年7月に鉄道省による朝鮮海峡トンネルの調査経過をとりまとめた 12
東京日日新聞 東京日日新聞 1942/3/10 新聞 共栄圏鉄道・雄大な構想、東京→昭南港まで座ったままで 1
青函トンネル物語 吉井書店 1986年 単行本 青函トンネル物語編集委員会:朝鮮海峡トンネルと桑原弥寿雄 8
十五年戦争極秘資料集⑦ 不二出版 1988/3/10 単行本 原田勝正:大東亜縦貫鉄道関連書類(原田勝正編) 18
弾丸列車 実業之日本社  1994/11/1 単行本 前間孝則:幻の東京発北京行き超特急(前間孝則) 21
鉄路のデザイン  批評社 1997/11/10 単行本 升田嘉夫:ゲージのなかの鉄道史(升田嘉夫) 6
亜細亜新幹線 講談社文庫 1998/5/1 単行本 前間孝則:幻の東京発北京行き超特急 28
朝鮮海峡トンネル計画とその経緯 (外部リンク) 公益財団法人土木学会 2014/4/7 論文  小野田滋:朝鮮海峡トンネル計画とその経緯、土木史研究講演集,Vol.34,PP.199-207,2014.7.


ページのTOPに戻る